――SFC版から約28年目にして、このたびファン待望のHD-2D版リメイクとして再始動した『LAL』ですが、まずはリメイク版の開発に至った経緯から教えてください。
時田これまでにも何回か社内で続編やリメイクにトライしてきたのですが、なかなか条件が合わずに断念してきました。今回、リメイク版を作れた大きなきっかけとしましては、4年前に僕がHD-2DのRPG『オクトパストラベラー』を作っている浅野チームに合流したことがきっかけです。そこで企画を立てるときに「HD-2Dを使って、『LAL』のリメイクを作ったらどうだろうか」という話が出て、「ぜひ、やりましょう!」と実現しました。
中略
思い返せば20周年記念のタイミングに、任天堂さんから「『LAL』をバーチャルコンソールで出しませんか?」と言われたことが始まりです。
そこから再び小学館さんとお話することができて、そのときにライブでグッズを出す許可もいただけました。バーチャルコンソールの移植がきっかけとなり、小学館さんとお話をさせていただけた経緯があって、今回のリメイクが実現しています。
引用元: 『ライブアライブ』HD-2Dリメイクの新要素や変更点を時田貴司氏に訊く。何度も続編やリメイクにトライし断念、浅野チームに合流してついに実現
先日のニンテンドーダイレクトで、一番刺さった人が結構いるのでは?とも思われる
1994年にSFCで発売されたスクウェアのRPGタイトルである
ライブ・ア・ライブのHD-2Dリメイクバージョン。
7人の主人公が織りなす、当時のスクウェアの完全新規RPG。
ゲームとしては、良作と言ったタイトルで、結構熱烈なファンも多いタイトル。
小学館とタイアップし、7人の主人公のキャラクターデザインには
当時(というか今現在でも)一線級の漫画家を1キャラにつき1人あてがう形での
豪華なタイトルとなっておりました。当時のゲーム雑誌でも大々的に取り上げられていた記憶がありますね。
さて、冒頭で少しだけ引用した記事によれば、今回のライブ・ア・ライブの
HD-2Dリメイク版については、2015年…ライブ・ア・ライブが発売から20周年を迎えたときに
任天堂の当時の据え置きハードであったWii Uにバーチャルコンソールでリリースしたことが
きっかけであったということが、時田貴司氏によって語られています。
ライブ・ア・ライブはスクウェアが発売したRPGの中でも
7人の有名漫画家が関わっているタイトルといったこともあり
権利などの関係で移植やリメイクが難しいのでは?という憶測が
ユーザー間で出ていたわけですが、まさかの配信になったということで
Wii Uのバーチャルコンソールでの配信の時、当時のツイッターなどでは
かなりザワついていたことを、個人的にも記憶しております。
バーチャルコンソールでのライブ・ア・ライブはまさに奇跡の配信と
ユーザー側は感じていたわけですが、今回の時田氏のインタビューにより
あのバーチャルコンソールは任天堂側から出さないかということを
打診したものだったということが明かされたわけです。
これにより、小学館との話もまとまり、今回のリメイクにつながったというのは
なんとも興味深い変遷だなと思います。
また現在、スクエニで唯一の?有能チームと言ってもいいと思う
時田氏が現在所属する、浅野チームの尽力もあったということで
浅野チームの評価が、このライブ・ア・ライブのリメイクによって
また上がる可能性は非常に高いと言えます。
トライアングルストラテジーも来月頭に発売されますし
これらのタイトルが、よい出来であれば、ますます浅野チームへの
信頼と評価は上がるというものでしょう。
ライブ・ア・ライブはまさかのスイッチ独占。
海外ではオクトパストラベラーと同じように
海外では任天堂パブリッシャーになっているようですので
このあたりからも、上記の任天堂がゲーム発売に対して
大きな役割を果たしたというのは間違いないのではないでしょうか。
【縁】スクエニ・時田氏「ライブ・ア・ライブリメイクは20周年のVC配信がきっかけ」
