福岡に本社を構え、特にDS・3DSで存在感を大きく増すことになった
ディベロッパーでもありパブリッシャーでもあるレベルファイブ。
元々はPCやSSにソフトを幾つか発売していた、リバーヒルソフトという会社の社員だった
日野氏が独立して立ち上げた会社であり、SCEの支援を受けて立ち上げる予定だったが
SCEの担当者の助言を受けて、独立で起業。その後、最初は主にSCEやPS関連のタイトルを
開発するディベロッパーであった。代表作はDQ8・9、ダーククロニクル、ローグギャラクシーなど。
その後ディベロッパーから、パブリッシャーに変わり、第一弾のパブリッシングソフトは
レイトン教授シリーズの第一作となった。
このレイトン教授シリーズがヒットし、レベルファイブは知名度を上げ
その後、特に子供層に向けたタイトルで、ヒットタイトルを幾つかリリースしている。
イナズマイレブンやダンボール戦機、妖怪ウォッチなど、メディアミックス化しての
展開となった作品も多い。最近では、ニンテンドースイッチに後発移植の
完全版として、スナックワールドがそろそろ発売される予定である。
【早い】スイッチ版「スナックワールド」が4月12日に発売決定!
実質、これがレベルファイブのニンテンドースイッチ参入第一弾タイトルとなるが
ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドを高評価し、スイッチの可能性を早くから感じていたと
発言してきた日野氏からすると、今回の展開は遅いとも感じられる。
ただやはり、スイッチに対しての期待は大きいようで、メディアのインタビューに応じた
日野氏が、今後のスイッチでの展開について改めて語っていることが明らかになっている。
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日野氏「今後メインのタイトルは全てスイッチにも展開していく」
日経トレンディが、日野氏にインタビューを行い、その内容が
WEB上にアップされている。今回の記事はそこからの引用となる。
――日野社長はいち早くNintendo Switchの面白さを指摘しておられましたが、ヒット商品になった理由をどうお考えですか?
日野氏: やっぱりゲーム感覚が新しかったんだと思います。僕も『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を相当プレーしましたけど、ずっと何かを集めたり、仕掛けを1つでもクリアしたいと思うようなゲームとのマッチングがすごく良かった。移動中でも何かしようと思うあの密着感は、スマホに通じるものがあると思います。ゲーム機として生活にフィットする感じが、やっぱり新しい感覚だったんじゃないでしょうか。
――今後のNintendo Switchへの対応はいかがでしょうか。
日野氏: 基本的には今後、うちのメインとなるタイトルは、すべてNintendo Switchでも出します。これまで「3DS」向けにつくってきたものをNintendo Switchに移行するイメージですね。
他のサードと比べると、いち早くとつけているのはインタビュアーの優しさ…なのだろうか…。
スイッチの開発はしやすいとは言え、開発にそれなりに時間がかかるのは理解は出来るが
やはり、発売から一年以上経っての参入は出遅れている感は否めない。
ただ、今後主力タイトルはスイッチに必ず展開するということは言っているので
その点については、期待しても良いということだろう。
二ノ国がPS4のみで、かなり惨憺たる状況となっているので、今後はスイッチでも
発売して、少しでも開発費をペイ出来るようにしてもらいたいところではあるが
今までが今までだけに、まだまだスイッチでの展開については不安なところがあるのも間違いない。
レベルファイブは参入が遅れた分を取り戻してもらいたいとは思うが、今度はどのような展開をしていくだろうか。