死ぬまでゲーマーでいたい!

【あの雑誌はすごすぎた…】誤字脱字とゲーメスト誤植伝説。

管理人は、ブログのネタを集めるために、定期的に見ている

ゲームニュースサイトが幾つかありまして、そのうちのとある

ブログが、今現在大荒れに荒れていてそこにちょっと常駐状態になっておりまして

何というか、荒らしている方が非常に稚拙なんで幾つかコメントを書いたんですよ。

まぁ、そいつらは恐らく組織的な荒らしなので、あらしが止むことは無いと思うのですが

管理人さんのアクセス稼ぎになればいいかなと思って、ちょっと頭の弱い荒らしを

論破してあげたりしております。


で、そのブログが現在荒らされている理由というのが、サーバーのことを指す

ネットスラングであるという字を

何度かそのブログで錆(さび)と打ち間違えて書いていると。

普通ならさばとさびを間違えない。なので、その間違いをしてブログだけではなく2ちゃんでも書いているのは

その管理人の自演…とかいう頭の悪い論を展開しているのですね。

まぁ、さばとさびだと形も似てますし、同じバ行の文字なので、誤字はありえると個人的に思います。

というか、文章主体のブログをやってる人ならまず間違いなく共感してもらえると思うんですが

自分でも、なんでこんな打ち間違いしたんだ?って思うようなことが

自分で記事を読み返して気づくこと度々ですからね。多分文章主体のブログをある程度やっていて

誤字脱字をしたことない人は、絶対に居ないと断言できると思います。


以前、NHKの朝のラジオですっぴんという番組があるんですが、そこの金曜日のパーソナリティが

高橋源一郎さんっていう方なんです。この方は、日本語について深く研究している人で

毎週金曜日の放送時に、源ちゃんの現代国語っていうコーナーをやってるんですよ。

これは、巷で出版されている様々な作家の本などを紹介して、心に止まったキーワードを元に

色々興味深い話をしてくれるコーナーなんですが、ちょうど先月終わりの6月30日に放送されたのが

誤植についての話だったんですね。『増補版 誤植読本』(編・高橋輝次)っていう本から誤植についての面白い話を語っていました。


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この本によれば、いつの時代も誤植というものをなくすことは出来ないという結論が出ているようです。

原稿の誤字脱字をチェックして直す、校正という仕事がありますが、その校正を行って

複数人でチェックを入れても、面白いことに誤植は無くならないのだそうです。


やや話が強引にはなりますが、全部で大量の記事がある中に誤字脱字がいくつかあるのは

むしろ自然なこととも言えますし、同じ間違いを何度かするのも、別に不自然なことではないと

個人的には思うわけです。なので、誤字脱字を根拠に、わけの分からない自演説を流している人は

相当に頭が悪いなと、思ってしまうわけです。


さて、ここまではその誤字脱字からの自演説が如何に無理があるものかを

書いてみたのですが、誤字脱字の誤植といえば…そう。

その昔存在した、新声社(現在は倒産)から月刊で刊行されていた

アーケード情報誌「ゲーメスト」に触れないわけにはいかないのです。


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誤植が多すぎて、最終的に編集者まで誤植の多さをネタにした雑誌「ゲーメスト」

往年のゲーマーであれば、ゲーメストを知らない人はまず居ないでしょう。

1986年に創刊され、1999年まで刊行が続いた、当時は唯一無二のアーケード情報誌で

人間味溢れる、雑誌の内容に、メストファンは確実に居ました。

何を隠そう、管理人も一時期は新号を欠かさず購入しており、1994年からは

月15日と30日の二回刊行になったため、月間の出費の一部はメストに消えておりました。


ゲーメストは、攻略記事も充実していましたが、例えば担当ライターの愛用キャラにより

ページにばらつきがある格ゲーのキャラクター別攻略や、難しすぎて攻略の糸口もつかめない

ゲームなどは、気合で乗り切れ(例:カイザーナックルのジェネラルなど)という

攻略にもなっていない記事を堂々と書くような雑誌でもありました。


愛読者も多かったと思われるゲーメストですが、実はこの雑誌で一番有名なのが

あまりにもネタ満載の笑える誤植だったりします。

たとえば、スカッドレースというレースゲームの記事で使われたインド人を右に

既にテンプレレベルの迷誤植と言われていますw

実際はハンドルを右にが正解なのですが、どうしてこうなった…。


その他、迷誤植は多数あるのですが、一番悲しい誤植として知られているのが

当時、ゲーメストに連載されていた、中平正彦氏によるスト2のリュウを主人公にした漫画で

RYU-FINALという漫画での最悪な誤植。


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連載の最後に、リュウが決め台詞で「確かめてみろ!」という台詞を言わせるはずだったのが

確かみてみろ!と誤植してしまい、ラストシーンを台無しにしてしまったというオチ。

それ以降、ゲーメストフリークの間では、ゲーメストの誤植が多いのはほんと?という問いに対し

確かみてみろ!と返すのがお約束になったとかならないとかw

ちなみに、後にメストの誤植Tシャツなどという、分かる人がごくごく限られるような

面白商品も、ネット通販で売られていたことがありました。もちろん今は購入できませんw


その他、あまりにも多すぎて羅列することが出来ない

ゲーメストの面白誤植は、下のページに沢山まとめられていますので

是非、確かみてみて、笑ってあげてくださいw


http://kakuseix.com/main/mest.html


ちなみに、その誤植ネタは、校正の人があまりゲームに詳しくない人が担当したために

そうなったとか、諸説あるようです。誤植が多すぎるので、編集者も誤植探しを

読者にさせるほどの、悪ノリをするまでになりました。金払って購入する雑誌にそれはどうなのよw


誤字脱字から、誤植、そして誤植と言えばゲーメストという幅が広がっていったので

あえて、こんな記事を書いてみましたwあの時代はネットも無かったので、メストの攻略は

ほんと、重宝したんですよね。メストを編集していた一部スタッフは、後にエンターブレインに

移籍して、メストの精神的後継雑誌として、アルカディアが刊行されるようになりましたが

やはり、メストとは違うんですよね…上手く言えないんですけど。

あの時代のゲーム業界は、こういった雑誌も含めて良かったなぁ。


というわけで、文章書くことをメインにやっている人であれば

切っても切り離せない誤字脱字に対して、あれこれいうのはアホの極みですよと

当初の主張をもう一度して、記事を締めたいと思います。

なお、このブログにも多数の誤字脱字があるはずですが、大体見てみぬふりをしていただけると幸いです←



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