2016年より、かつての自社のハードを手のひらサイズという
大きさで、かつてのゲームにハマってきた世代の琴線に触れまくりな
ミニ商品を開発し、ファミコン・スーファミともに大ヒットを生み出した任天堂。
これらの商品は、ファミコン・スーファミのゲームの名作が多く収録され
スーファミにいたっては、完成していたものの結局発売しなかった
幻のソフトであったSTAR FOX2が収録されるなど、元々はファンアイテムとして
製造されたことを忘れさせるかのような大ヒットを飛ばした。
また現時点で噂にすぎないが、ニンテンドウ64のコントローラーなどの特許が取られていて
ニンテンドウ64ミニも近い内に出るだとか、色々な憶測があるがこれはまだ正直わからない。
これまで、任天堂のミニ戦略は据え置き機で行われているが、任天堂といえば当然
携帯機のイメージが強いというのもある。
その任天堂が初めて出した専用ソフトがリリースされるようになった携帯機であるのが
1989年にリリースされたゲームボーイである。
今から29年前に発売されたこのハードは、最初は白黒のみでの構成であったが
多数の名作が発売され、今では携帯機の市場を作り上げた名機として
捉えられていると思われる。管理人もテトリスやら国盗り物語やらパズルボーイを楽しんだものだ。
さて、このGBについては、元々が携帯機でもあるし、ミニ企画は無いだろうと思っていたが
まさかの方法で、GBが復活する可能性があるかもしれない。任天堂がそんな特許をアメリカで取ったことが話題となっている。
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装着することでゲームボーイ風のガワを再現できる『ゲームボーイ風スマホカバー』の特許を任天堂が取得。
任天堂が特許を出したことで話題になっているのが、今では大体の人が所持している
スマートフォンをゲームボーイ風に出来るカバーとのこと!
海外のメディアで報じられたのが最初だが、日本のメディアもその紹介を行っているので
そのうちの一つから記事を引用する。
任天堂がスマートフォンに装着することで、スマートフォンを「ゲームボーイ(Game Boy)」にするかのような専用ケースの特許を取得していたことがわかりました。
Patent #: US20180275769
http://pdfaiw.uspto.gov/.aiw?PageNum=0&docid=20180275769
Nintendo Has Patented A Game Boy Casing For Touchscreen Devices – Siliconera
任天堂が取得したスマートフォン向けのケースのイメージ画像。今となっては小さなディスプレイ、十字キーと2連ボタンというクラシカルなスタイルは、見たまんま「ゲームボーイ」です。
このゲームボーイ・ケースは、いわゆる手帳型ケース。スマートフォンを挟み込むようにして装着することで、スマートフォンをゲーム機に変身させます。
スマートフォンのディスプレイとの接点認識によって入力し、スマートフォンモードとゲームモードを切り替えられる模様。
スマートフォンゲームのタッチ操作とは違った、ボタン操作ならではのゲーム性を実現します。
なるほど。これは上手いこと考えたといったところ。
なお、この手のゲームボーイ風に出来ると言ったカバーのコンセプト自体は
既に幾つか商品化されているものがあり、アマゾンなどで探せばすぐに見つけることができる。
当然ながら、このスマホカバーにおいては、入っているゲームはあくまで『それっぽいもの』であり
実際にゲームボーイで発売されたものとは異なる。また商品レビューなどを見る限りは
中国製のようで、粗悪な作りであると言った意見も目立つ。その点任天堂はこういったところは
非常に頑丈に作ることで定評があり、また本当にGBで動いていたゲームを出すことができるので
他のパチモノの商品とは当然一線を画すことになる。スマホ自体は様々な大きさのスマホがあるわけで
全てのスマホに対応することはまずありえないが、日本で言えばiPhoneなどの人気のスマホには
幾つか対応できるように数種類の大きさのものを作るのではないだろうか。
ソフトは当然、PlayストアやApp storeでの配信になるとも思われ、いつでも気軽にGBのゲームが
出来ると言った市場を形成する可能性がある。果たしてこの特許が、とりあえずの特許で終わるのか
それとも、実際にスマホでGBゲームが遊べるようになるのか。今後の動きに注目したい。