本来であれば、既に発売される予定であったものの、土壇場で
発売が来月の10日に延期されたタイトルである、かつてPSがゲームハード戦争を
制するのに大きな役割を果たしたタイトルのリメイクである
FINAL FANTASY VII REMAKE
それまで任天堂ハードに出ていたFFシリーズが、PSにプラットフォームを移し
当時としては美麗なCGムービーが大きな話題を呼び、発売時には
お昼の一般的なワイドショーにも取り上げられるなど非常に注目度が高かった。
このタイトルがPSに発売されたことにより、任天堂とセガのハードに大きな
差がつくことになり、当時のハード戦争はPS独り勝ちの状態となった。
まさにゲハ的に見ても、一般的なゲーム好きから見てもゲーム史に残る一大タイトルである。
この大成功を受けてFFは7以降、PSメインで展開していくこととなる。
そのFF7をリメイクするという話が出たのは、今から5年前のE3での発表であった。
シェンムー3の制作と同時に発表されたタイトルで、2015年のE3はソニーが圧倒的な注目度であった。
しかし、その開発はお世辞にも順調だったとは言えず、最初は外注メインであったはずが
急遽、内製に切り替わることとなり、おそらくゲームの開発もかなりストップしてしまった時期があったと思われる。
それでもあのFF7のリメイクということで、期待する人も多かったタイトルではあるが
1作で全て完結せずに、分作になることが途中で明言され、結局来月出るREMAKEは
オリジナルのDISC1の4分の1程度の内容であるミッドガル脱出までの範囲となっている。
それ以降のロードマップは今のところは全く情報は出ておらず、一体いつになったら完結するのかも
今の時点では全く想像の付かないことになっている。
しかし、なんだかんだ言っても今年のPS4では非常に注目度が高いタイトル。
売る側としても力が入るのは当然のタイトルであるこのFF7RのCMが公開されたのだが…
その内容が優良誤認をさせるような詐欺的な内容であることが話題?になっている。
Sponsored Link
FF7Rの新CMのキャッチコピーが「すべての思い出は完成形へ」という詐欺的なものが付けられていることが話題に。
改めて書くが、来月10日に発売されるFINAL FANTASY VII REMAKEはこれ一作では完結しない
分作の一作目…しかも、ゲームの序盤も序盤のミッドガル脱出までの内容のみとなっている。
残念ながら、スクエニはこのタイトルが分作であることをあまり意識させないような販売戦略を取っている。
公式サイトでもそんなに複数作の一作目であることは目立って書かれていない。
追記でこの重要な情報を書いているというのも驚く。
ツイッターでは分作の情報が一時話題になったことがあるが、その時
ゲーム好きで情報を積極的に取っている人は、FF7Rが分作であることは知っていたものの
それに気づいていないユーザーもまた多かったのが印象的であった。
しかしおそらく、まだまだこのFF7Rが分作であることを知らない人は多いと思われる。
そんな中、FF7Rの最新CMが公開されているのだが、どう考えても優良誤認させるような
内容になっているということで悪い意味で話題になっているようだ。
キャッチコピーがすべての思い出は、完成形へ。
これは流石にダウトでは…?このキャッチコピーだとFF7の全ての思い出が
このリメイクで完成形となる…という風に読み取るのが普通の解釈の仕方となると思うのだが。
正直、このキャッチコピーは消費者に対して優良誤認させるように思えてならない。
景品表示法第5条第1号は、事業者が、自己の供給する商品・サービスの取引において、その品質、規格その他の内容について、一般消費者に対し、
(1)実際のものよりも著しく優良であると示すもの
(2)事実に相違して競争関係にある事業者に係るものよりも著しく優良であると示すもの
であって、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められる表示を禁止しています(優良誤認表示の禁止)。具体的には、商品・サービスの品質を、実際よりも優れていると偽って宣伝したり、競争業者が販売する商品・サービスよりも特に優れているわけではないのに、あたかも優れているかのように偽って宣伝する行為が優良誤認表示に該当します。
引用元: 優良誤認とは
あえて辛辣に書かせてもらえれば、情弱騙し売りと言った売り方にも見える今回のCM。
以前のツイッターでの反応を見る限り、このタイトルが分作であることはまだまだ
知られていないように思え、このCMをみて購入した消費者からクレームが出ないことを祈りたい。
なにせそのクレームの最初の行き先は小売であるのは間違いないからである。
本当に最近のスクエニは色々とやらかしがひどすぎて、目を覆うばかりである。