近藤:PS4単体の市場がこの先、縮小していくのが見えているので、プラットフォームを増やすために力を尽くさないといけない。
国内はライセンスするより、自分たちでやった方が収益が上がるとみている。リメイクや移植をやめたからといって、新作を年2本作れるものではない #日本ファルコム株主総会
— すずき🎮日本ファルコム株主総会🎮 (@michsuzu) December 16, 2021
今まで頑なに任天堂ハードに出すにしても、自社パブではなく
日本一などにスイッチ向けに販売してもらっていたファルコムが
PS4の市場がこの先縮小していくだろうということを明言しております。
まだPSに元気があって、スイッチが勢いを伸ばしていたころは
まだスイッチにファルコムゲーを遊ぶユーザーがいる保証がないのでPSに引き続き出す…みたいな
話をしていた近藤社長ですが、直近のPSの惨状を見て、いよいよ背に腹は代えられないと
悟ったのだと思いますね。まぁ、今後スイッチにも自社パブでソフトを出していくことを
明言していた状況での、PS市場の認識についてとどめの一撃というところでしょうか。
これでまた、PSならではというサードタイトルが離脱するということになり
更にPSの市場が狭まっていくのは避けられない状況となっています。
ファーストがゲームを作って市場を用意する任天堂とは違って
Vitaで早々にソフトリリースから退場したSIEは、サードを囲い込んで
サードに市場を作ってもらうという真逆の戦略をとっておりましたが
そのソフトを作るサードが、逃げる、あるいはマルチプラットフォームを
積極的に行われると、いよいよPSは厳しくなっていきます。
そんなことはわかりきっていたことなのですが、一時的にも有力サードを
殆ど奪って、市場を席巻した成功体験があったSIEは、柔軟に対応できなかったんだろうなと思います。
それでも、SMEが主導していたPSの頃は有力なファーストタイトルもありましたが
それらはことごとく打ち捨てられましたので、もう魅力的なファーストタイトルは
日本人向けにはほとんどない状況です。現在の国内PS5市場の惨状はむべなるかなといったところです。
今までほぼPS一筋だったファルコムがスイッチに本腰を入れるとなると
いよいよ国内PS市場は絶望的な市場になりそうです。
なるべくしてなった現在の日本市場のゲームハード勢力図。
PS5が普及するのは一体どれだけ先になるのでしょうか?
【明言】ファルコム社長「PS4単体の市場がこの先、縮小していくのが見えているので、プラットフォームを増やすために力を尽くさないといけない」
