唯一無二の据え置き機にも携帯機にもなれる特性を持つ
ハードであるニンテンドースイッチ。
据え置きも携帯も兼ねられる特性は、おおよそ全てのゲームジャンルと
相性が良いと言って間違いなく、極端なマシンスペックを求めるタイトル以外は
スイッチで出すのが最適解という状況になっている。
他の機種とマルチにするとしても、スペックが許す限りはスイッチで出すのは
もはや外せないというレベルで、今のスイッチは家庭用ゲーム市場で大きな影響力を持っている。
こういったハードの特性と、最新のスペックを求めるタイトルは
厳しいという現状もあってか、スイッチには一昔前のタイトルが
移植されてくるというパターンも多く見られている。
最近では、今までは主にPSメインで展開されてきて、任天堂ハードには
ほとんど縁がなかった、ファルコムの軌跡シリーズが矢継ぎ早に
過去作が移植されたり(移植担当は日本一ソフトウェアになっているが)とか
ダンガンロンパシリーズがまとめてスイッチにリリースされるとか
地球防衛軍シリーズの過去作品が移植されているということは
当ブログでも記事にしているものになる。
このように過去、任天堂ハードとはほぼ無縁だったようなタイトルが
スイッチの圧倒的な市場占有率と、他のどのハードにもないハイブリッドハードであることから
続々と過去作とは言え移植されているという現状が今のスイッチ市場にある。
一昔前では任天堂ハードにリリースされること自体が思い浮かばなかったような
タイトル群が、続々とスイッチに移植されている状況になるが
また新たに、今まで任天堂ハードにはその関連作品が来ていなかったタイトルが
リリースされる可能性が、海外のレーティングサイトの動向から確認されている。
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スイッチ版『.hack//G.U. Last Recode』が海外のレーティング機関で登録されているのが確認される!
今まで任天堂ハードに展開されてきていなかったタイトルで
新たにニンテンドースイッチに移植されそうなタイトル…
それが2002年にPS2で発売され、メディアミックス展開で積極的に
集中的にシリーズが発売されたタイトルである.hack(ドットハック)シリーズの
2ndプロジェクトにあたる.hack//G.U.を、2017年にPS4にてリマスタータイトルとして
発売した『.hack//G.U. Last Recode』が北米のレーティング機関である
ESRBにスイッチ版がバンナムアメリカより審査に出され、登録されているのが確認されている。
どこかのリーカーの信憑性の怪しいリークとは違い、レーティングに出すことは
当然ゲームを発売する意思がメーカー側にあり、審査に通ればそのゲームを発売するのは間違いないことになる。
過去海外のレーティング審査が確認されたことを記事にした例は当ブログでも過去幾つかあり
二ノ国2のスイッチ版やゼノブレイドDE、キャサリン・フルボディなどが海外のレーティングサイトの登録確認で
スイッチでの発売が予見されたタイトルがある。今回の.hack//G.U. Last Recodeも確実に
スイッチに移植されるのは間違いないだろう。.hackシリーズは開発は
アニメ原作のゲームの移植に多く関わるCC2(サイバーコネクトツー)が
メインで行っており、CC2の代表である松山洋氏が2017年にPS4でこのタイトルが発売された時に
.hackの復権を願っていると言ったインタビューも実際に掲載されていたようである。
.hackは任天堂ハードに本編が出たことはないが、キャラクターだけなら
3DS独占タイトルとなっているプロジェクトクロスゾーンに参戦している。
任天堂ハードではそれぐらいしか関連が無い作品ということになる。
しかし、この.hack//G.U.はシリーズ的には第2シーズンのタイトルとなっていて
最近のスイッチの後発移植作品によく見られる、一作目から移植ではないということには
やはりなんというか、展開間違えているだろう…と思わずにも居られない状況になっている。
2017年のファミ通でのインタビューにあるような、.hackの復権を狙うのであれば
やはり一作目から順に移植していくのが一番だと思わずには居られないのだが…。
.hack自体ももはや現在では展開もされていないものなので、今回の移植に
バンナムやCC2にどのような狙いがあるのかイマイチ読みきれないところがある。
果たして、今更発売したところでどれだけ売れるのだろうか…。