先日、アメリカのIT企業で4大企業の頭文字を取ってGAFAと呼んでいるもののGの部分とされる
Googleが、これからゲームストリーミングサービスとして
『Stadia』(ステイディア)というサービスを発表したことを記事にした。
【どんなサービスに?】Googleがゲームストリーミングプラットフォーム「Stadia」を発表へ!
その記事でも言及したが、現状まだ課題も多いクラウドゲーミングに
いよいよGoogleが殴り込みをかけるということで、Googleの資金力を持ってしても
クラウドゲームの遅延問題に対応できるか?といった疑問も呈しつつ
一体どんなサービスが展開されるのだろうか?といった興味本位での記事でもあった。
今年の後半から、日本も含めて世界の主要国では4Gの次世代の通信技術である
5Gが普及し始めるタイミングとなるわけだが
そのタイミングに合わせて、Googleは新たなサービスとしてStadiaを
本格的に提供を考えているのでは?と個人的には捉えている。
Googleについては、以前からゲーム業界への参入の噂は一般レベルで出ており
参入自体については、特に大きな衝撃があったわけではなかった。
これからのゲームサービスはクラウドゲーミングもいよいよ主流になってくるのかといった
ところも感じる、GoogleのStadia発表だったわけだが、かねてより噂はあったGAFAの一つのAの部分である
あの企業も、自社の端末にてゲームをし放題になる新たなサービスを始めることを発表している。
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AppleがiPhone・iPadでプレイできる定額制サービス『Apple Arcade』を今年の秋からサービス開始と発表!
GoogleのゲームストリミーングサービスのStadiaに引き続いて
もう一つのスマホのOSである、iPhoneを展開するAppleが
今年の秋から、定額サービスの一つとしてゲームし放題のサービスである
『Apple Arcade』を開始することが発表された!
Appleは現地時間3月25日、スペシャルイベントにおいて、サブスクリプション形式のゲーム配信サービス「Apple Arcade」を、今年秋より150カ国以上で提供開始すると発表しました。
100強のタイトルで今秋よりスタート
Appleは「Apple Arcade」において、Annapurna Interactive、Bossa Studios、カートゥーンネットワーク、Finji、Giant Squid、KleiEntertainment、コナミ、LEGO、ミストウォーカー、SEGA、Snowman、ustwogamesなどのゲームを提供すると発表しています。
サブスクリプション・サービスを開始する今秋時点では、まず100タイトル以上の独占公開の新作ゲームを取り揃え、その後順次新作を追加していく計画とのことです。
デバイスを切り替え中断したところからプレイを再開
Apple Arcadeは、App Store内に設けられた専用のタブから申し込むことができます。ゲームはオンラインだけではなくオフラインでもプレイ可能で、プレイするデバイスもiPhoneからiPadへと切り替え可能で、中断したところから別のデバイスでゲームを再開できます。広告掲載はなく、追加料金もありません。ファミリー共有が可能です。
ただしイベントでの発表時には、Apple Arcadeの料金については明らかにされませんでした。
ゲームサービスの成功を決めるソフトは、最初から100強の独占タイトルを予定しているとのこと。
日本のメーカーではコナミやSEGA、そしてファイナルファンタジーシリーズで
有名な坂口博信氏が代表を務める、ミストウォーカーの名前もある。
上に貼った動画の中でも、坂口氏が手がけるゲームのFANTASIANというゲームが一部紹介されている。
また記事を読む限りでは、オフラインでもゲームができるとのことで、ゲームはDLできるということになるのだろうか。
マルチデバイスで同じゲームを楽しむこともできるようなので、この点は結構な強みになりそうだ。
値段は今のところは発表はされていないものの、かなり力を入ったタイトルが集まりそうなので
少々月額が高くても、加入者は結構いるのではないかと予想する。特に日本ではiPhoneのシェアが
非常に強いので、このゲームサービスにはかなり注目が集まると思われる。
Google、Appleのゲーム業界への参入ということで、にわかに騒がしくなってきたゲーム業界。
サービスをそれぞれ展開するメーカーは大変だとは思うが、これらのサービスでの
切磋琢磨が行われ、最終的にユーザーにとっては質の高いタイトルが遊べるという
プラスの方向にこの競争が作用していくことを期待したいと思う。