以前、ニンテンドースイッチにPS4で発売されたものの
売り上げは振るわなかった「Song of Memories」という恋愛SLG…
すなわちギャルゲーが発売されることを記事にした。
【この手のゲームまでも…】PS4で発売された恋愛SLG「Song of Memories」がスイッチに移植決定。
あまり良くない表現にはなるが、この手のゲームは紙芝居ゲーなどと
揶揄されている系統のタイトルであり、基本的には文章とCG一枚絵でストーリーが進行していく。
なので、基本的にマシンスペックをそこまで大きく要求するものではなく
ある程度、グラフィックが綺麗な表現ができれば、特に問題はない系統のゲームとして認識されている。
なので、この手のゲームは今まで主に発売されてきたのはPS Vitaであった。
いわゆる、肌色系ゲームなどとも言われるこの手のゲームは、元々がPCで発売されたアダルトゲームを
CS向けにマイルドにして発売されたタイトルが多くあり、メーカーとしてはある意味小金稼ぎ的な
意味合いがあるゲームジャンルであると言えるかもしれない。
今まで、この手のゲームは任天堂ハードには殆どリリースされてこなかった。
主にファミリー層向けのゲーム機というイメージのある任天堂ハードには
元々が18禁ゲームの移植自体が、何というか場違い感があったからだ。
全くこの手のゲームが出ていないとは言わないが、少なくとも、元々が
PCの18禁ゲームが任天堂ハードに出たことは殆ど無い(実はSFC時代に同級生2などが移植されたことがあったが)
WiiやWii Uでは皆無だったこの系統のタイトルが、ニンテンドースイッチに発売されることが決定した。
Spliteという会社が制作し、2016年にはアニメにもなったアダルトゲームである
蒼の彼方のフォーリズムがそれである。
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今冬にニンテンドースイッチ版が発売。
先にも書いたとおり、元が18禁ゲームをCS向けにマイルドにしたゲームが
今まで多数リリースされてきたのは、PS Vitaであった。
PS Vitaのタイトルが検索できるページがあるが、ここで
男性向けのチェックボックスに入れて、サイトを検索すると驚くほどの美少女ゲームが出てくるのを見ることが出来る。
PS Vitaがそういったゲームの受け皿、皮肉を言うのであれば完全に隔離された歪な市場が
出来上がったと言えるが、据置にも携帯機にもなるスイッチが登場したことにより
PS Vitaは今後お役御免になるのかもしれない。ニンテンドースイッチが出る前には考えられなかった
元は18禁のアダルトゲーム、蒼の彼方のフォーリズムが今冬発売されるとのこと。
spriteは、NINTENDO SWITCH対応ADV・蒼の彼方のフォーリズムを今冬発売いたします。
詳細は後日公開いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。蒼の彼方のフォーリズム for NINTENDO SWITCH(仮称)
ブランド:sprite
発売:フェアリス株式会社
価格:未定
初回版描き下ろしジャケット
TVモードではFULL HD対応
パッケージ版・ダウンロード版同時発売予定CAST
倉科明日香 福圓美里
鳶沢みさき 浅倉杏美
有坂真白 山本希望
市ノ瀬莉佳 米澤円
他
この会社のアダルトゲームは、一般アニメ化されているのが他にもあり
恋と選挙とチョコレートも、アニメ化されたことがある。
一般受けしやすい絵柄ではあるが、やはり元は18禁タイトルではある。
このゲームは既にPS Vita版が発売されているが、更にニンテンドースイッチ版を出すということになる。
ファーストが完全にやる気がないVitaを、沈む泥舟と悟って、今回のニンテンドースイッチへの
移植という決断に至ったのかもしれない。今後のスイッチへのリリースを判断する試金石という可能性がある。
少なくとも、今までの任天堂ハードでは考えられなかったような
ゲームを発売するというのは、当然メーカー側にも様々な思惑あっての話になるので
今後、この手のゲームは今までと同じように細々とニッチな需要を狙いつつ、その市場を
PS Vitaから徐々にニンテンドースイッチに移していくことになるかもしれない。
PS Vitaはファーストなどのやる気のなさから、徐々にタイトルが殆どその系統になるという
歪な市場が出来上がってしまったが、ニンテンドースイッチであれば、任天堂が出す一般的なソフトが
確実に発売されるという安心感があるので、今後PS Vitaなどでこういったジャンルを楽しんだ
ユーザー層もそのままスイッチに移行しても、今までの任天堂の主力ユーザーとしてもなんら問題はないだろう。
こういうジャンルのソフトも普通にスイッチで出されるようになると
いよいよ強力なマシンスペックを求めるゲーム以外はすべて
ニンテンドースイッチがかっさらっていく可能性もある。
つくづく、とんでもない市場をスイッチは作りつつあるといえるだろう。