(この記事はコメントの投稿から作成しています。情報提供ありがとうございました。)
据え置き機と携帯機のハイブリッドハードであるニンテンドースイッチ。
据え置きにも携帯機にもなれるハードということで、今まで出てきた全てのジャンルのゲームと
相性が良いゲームハードとなっており、極端なマシンスペックを要求する大作以外は
まずスイッチでやるのが一番快適であるという状態になっている。
このハード上の特性から、メーカーが作る大型タイトルよりは
インディーズと呼ばれる、小規模開発の小粒なゲームと特に相性がよく
他のCSハードのプラットフォームや、様々なゲームが多数リリースされている
PCで遊べるゲームを販売するSteamでの売上よりも、スイッチ版の方が売上が良い。
あるいは、販売期間が短いにもかかわらず売上が他機種版と同等…と言ったような
成功報告が国内外問わず多く寄せられている。既にインディーズの開発現場では
スイッチ向けに出すことを前提に作られているようなゲームも出てきており
この勢いは、もはや誰にも止められないような状況になっている。
当ブログでも、ゲーム売上のカテゴリの記事にて、そういった海外、あるいは国内の
インディーズの好調な売上に言及した内容について、幾つも記事を書いているが
そこにまた新たに、成功事例を追加ですることになったようである。
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インディーズゲーム『Alwa’s Awakening』の開発者がスイッチ版リリース後1週間で上げた売上がSteam版の1ヶ月の売上と同等であることを発言する!
今回新たに成功事例として追加されるのが『Alwa’s Awakening』という
インディーズゲームになる。現時点では日本では未発売のタイトルである。
フライハイワークスが今冬、日本でもローカライズして配信予定になっている。
8ビットのいかにもなゲームで、まさしくスイッチが一番相性が良いだろうなとひと目でわかるゲームである。
このゲームの開発者が、スイッチ版の『Alwa’s Awakening』は、リリース後一週間で
1年半先行しているSteam版の1ヶ月の売上と同等売れたことに言及している。
The Switch launch has been kind to us. Alwa's Awakening have now sold as much the first week as it did the entire first month when it originally launched on Steam. Not really a fair comparison but still. pic.twitter.com/RoI8PgRH2l
— Mikael Forslind (@MikaelForslind) October 4, 2018
ただし、全く無名の状態でリリースしたSteam版から1年半経った後の
ある程度知名度が得られた状態でのリリースのため、単純比較は出来ないと言った注釈はしている。
I think it's unfair because when we launched on Steam we were quite unknown and we launched on PC only. Now it's almost 1.5 years later and we have a larger following so it makes sense we reach more people. We had the same launch price on Steam and on Switch 🙂
— Mikael Forslind (@MikaelForslind) 2018年10月5日
認知度が上がっているとはいっても、逆にSteamで購入している層も
スイッチで購入したというパターンも当然ながら考えられるので
あまりその差は大きく出るものではないものだとも感じている。
いずれにせよ、開発者が言及するほどであるから、好調であることは間違いなく
また日本でも安心のフライハイワークス案件ということで、日本のユーザーからの
購入も一定数期待できる作品となりそうだ。もはやこういったレトロライクな
ゲームはスイッチ版を出さないことがありえない選択と言っても過言ではない市場が
ニンテンドースイッチに形成されており、今後もこのような報告はゲームが増えている現在では
以前よりは少なくなるではあろうが、今後も一定数定期的に報告が出るのはほぼ間違いないだろうと思われる。
インディーズの開発者としても、良いゲームを作れば手にとってもらえる可能性はSteamよりも
確率的にかなり高いスイッチ市場はまさに夢見るに相応しい市場ということになるだろう。
今後もそういった意欲的な、インディーズのゲームが次々とスイッチに参入してくるのはまず間違いないだろう。
なんとも、凄まじい市場にわずか一年半で育ったものである。