今年もあと残り半月。2017年もあと僅かという所に来ている。
1年の終わりというのは、何かと区切りをつけるのにはちょうどいいタイミングで
様々な業界で、総括的な集計が行われ発表されている。
ゲーム業界では、基本的に年度での区切りが多いが
各種集計などでは、1年を区切りとして、データを提示しているような場所がある。
この記事では、そんな集計を行っているとあるブログで公表されていた
結果がかなり残酷であったので、記事にしてみたいと思う。
各年ごとにゲームハード・ソフトの売り上げを集計しているとあるサイトで
2017年に発売されたそれぞれの機種ごとのソフトの総売上・発売された総タイトル数を
集計したランキングにおいて、あの機種が非常に厳しい結果が出ていることが明らかになった。
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2017年発売のVitaタイトル76本のランクイン本数を足し合わせた数がかろうじてミリオンに。スプラトゥーン2に軽く蹴散らされる無慈悲な結果に…。
今回、残酷な集計・ランキングを公表していたのはゲーム売上定点観測というサイトである。
歴代のハードやソフトの売上についてのデータがまとめられており、管理人も時折データを利用させていただいているサイトである。
このゲーム売上定点観測にて、2017年の各ハードのソフト売上のまとめがこちらのページに掲載されており
特にPS Vitaの売上が酷いことになっていることが露呈してしまっている。
データは、2016年12月26日~現在最新データのファミ通ランキング(ファミ通ランキングは週30位まで)に
数字が載ったゲームの本数を全部足し合わせた数字のランキングということになる。
そろそろ、発売から丸6年経つPS Vitaはランクインしたゲームを全て足しても
1,014,668本という惨憺たる有様…。
同サイトの売上で、スプラトゥーン2が1,471,842本なので
ランクインした76タイトルを全て足しても、スプラトゥーン2に全くかなわない状況に…。
DL版はスプラ2も入っていない状況であるので、その数字を加味すれば、より絶望的な差が出ているのかもしれない。
また、Vita自体は、Wikiのページによると
今年の現時点で110タイトルほどは出ている。ランクインした中で一番本数が少ないタイトルは
337位にあるTOKYOヤマノテBOYS for V MAIN DISCの1501本という数字であるから、ランクインしなかったタイトルはそれ以下…
あるいは、他のソフトが多く売れた週にたまたま発売されて、ランクインの下限値が高くなった週でランキングに載らなかった…
という可能性もあるかもしれないが、いずれにせよ大きな影響を及ぼすことはまずないだろう。
そう考えると、今年Vitaで全て出たタイトルを合算しても、スプラ1本に負けるのは確実で
同じく発売されて6年以上経っている、3DSがまだまだ頑張っているのを見ると、改めて認識するまでもないが
PS Vitaというハードは大失敗だったのだという結論が、改めて浮き彫りになってくる。
海外では、全く売れておらず、前世代のPSPと比べると全く振るわなかったPS Vita。
今までVitaに出ていたタイトルも、スイッチという新たな受け皿が登場したので
Vitaは、後は緩やかにフェードアウトしていく運命なのだろう。本当にこのハードは
何のために生まれてきたのだろうか…最後まで存在意義を見いだせないハードになってしまった。