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はじめに：家族で安心してゲームを楽しむために
ニンテンドースイッチが我が家にやってきたとき、多くの保護者の方が抱く最初の疑問が「子供にとって安全なゲーム環境をどう作るか」ではないでしょうか。Nintendo Switch のペアレンタルコントロールは、本体を使用しているすべてのユーザーに適用されることに注意してください。したがって、複数の子供が同じ Switch を使用している場合、ペアレンタルコントロールの設定はすべてのユーザーに影響します。
今回は、ニンテンドースイッチの「ペアレンタルコントロール」と「年齢制限」機能を最大限活用し、家族みんなが安心してゲームを楽しめる環境づくりの方法を詳しく解説していきます。設定方法から実践的な活用法、おすすめの家族向けゲームまで、包括的にお伝えします。
ペアレンタルコントロールの基本を理解しよう
みまもり設定とは何か？
Nintendo Switchには、保護者が子どものゲーム利用をしっかり見守れる「みまもり設定（Parental Controls）」という機能があります。この機能を使うことで、ゲームのやりすぎや有害なコンテンツとの接触を防ぐことが可能になります。
この機能の素晴らしい点は、設定はすべて、スマートフォンの「Nintendo みまもり Switch」アプリから簡単に行えます！ということです。つまり、保護者の方のスマートフォンひとつで、子供のゲーム環境を適切にコントロールできるのです。
主な機能と制限内容
ペアレンタルコントロールで設定できる主な制限は以下の通りです：
プレイ時間の管理
どのゲームを、何時間くらいプレイしていたかがスマホで確認できます。「気づいたら何時間もやっていた…」という状況を防げます。
コンテンツの制限
– ゲームソフトの年齢制限
– インターネット機能の制限
– 他のユーザーとの通信機能の制限
– SNS投稿機能の制限
購入制限
– ニンテンドーeショップでの購入制限
– 課金コンテンツへのアクセス制限
年齢制限システム（CERO）の仕組み
日本国内で販売されるゲームソフトには、2003年以降発売の当社ゲームソフトは、コンピュータエンターテインメントレーティング機構（CERO）の審査を受け、「CEROレーティングマーク」を商品に表示しています。
CEROレーティングの区分
現在CEROが設けているゲームの対象年齢区分は以下の5種類です。A区分 全年齢対象。年齢区分の対象となる表現は含まれていない B区分 12歳以上を対象とする表現内容が含まれている C区分 15歳以上を対象とする表現内容が含まれている D区分 17歳以上を対象とする表現内容が含まれている
さらに重要な「Z区分」があります。Z区分のゲームは18歳未満者への販売・頒布が実質的に禁止されているので、18歳未満の高校生はZ区分のゲームの購入・プレーを避けるよう心がけてください。
実践的な設定方法：ステップバイステップガイド
1. みまもりSwitchアプリのダウンロードと初期設定
まず、保護者のスマートフォンに「Nintendo みまもり Switch」アプリをダウンロードします。App Store または Google Play ストアから Nintendo Switch ペアレンタルコントロール アプリをダウンロードします。
初期設定の手順
1. アプリを開いて新規ユーザー作成を選択
2. ニンテンドーアカウントでログイン（必要に応じて新規作成）
3. Nintendo Switchとの連携設定
4. 暗証番号（PIN）の設定
2. 本体での設定方法
Nintendo Switch本体でも設定が可能です：
ステップ 2: 下にスクロールして「ペアレンタルコントロール」を選択します。ステップ 3: [このコンソールを使用する] を選択し、PIN を入力します。ステップ 4: 希望のペアレンタルコントロール設定を選択します。
3. 子ども用ニンテンドーアカウントの作成
みまもり設定をしっかり活用するためには、「子ども用のニンテンドーアカウント」が必要です。このアカウントがあることで、Switch本体のユーザーと連携でき、年齢に応じた制限などが適用されるようになります。
年齢別おすすめゲーム選択術
幼児期（3歳〜5歳）向けの選び方
この年齢層には、対象が全年齢なので、小さい子供が遊べるソフトを探している方にぴったり。なゲームを選ぶことが重要です。
おすすめタイトル例
– あつまれ どうぶつの森：親子でプレイすることで、子供はゲームを通じて社会のルールや自然の大切さを学ぶことができ、ママ。パパにとっては子供と一緒に楽しみながら教育的な要素を取り入れる絶好のチャンスとなります。
– 星のカービィシリーズ：簡単操作で楽しめる人気キャラクター
– 世界のアソビ大全51：Nintendo Switchで遊べる「世界のアソビ大全51」は世界中の定番ゲームが51種類入っています。オセロなどちょっと遊ぶのに最適ですね。子供が熱中し続けて長時間ゲームをしなくても良いかもしれません。
小学校低学年（6歳〜8歳）向けの選び方
この時期は学習要素も取り入れながら、協力プレイができるゲームがおすすめです。
学習効果の高いゲーム
– 桃太郎電鉄シリーズ：子供と一緒に遊びながら日本の地理の勉強にもなるのでおススメです。旅行に行きたい場所などをゲームをしながら探すのも楽しいですし、食べたいもの探すという楽しみ方も出来ます。
体感ゲーム
– Nintendo Switch Sports：ボウリングならとても簡単なので、お兄ちゃんお姉ちゃんのゲームを羨ましがる下の子でも遊べます！サウンドがリアルで実際に外で遊んでいる感覚が味わえるので、出かけられないの時の気分転換にもおすすめです。
小学校高学年（9歳〜12歳）向けの選び方
この年齢層では、より複雑なゲームメカニクスも楽しめるようになります。ただし、年齢制限には十分注意が必要です。
例えば、「みまもり設定」の制限レベルを「小学生」にしている場合、CERO「C」「D」「Z」のゲームソフトを遊ぼうとするとこのメッセージが表示されます。
家族でのルール作りと運用のコツ
効果的なペアレンタルコントロールの運用方法
お子様の Nintendo Switch に必要なペアレンタルコントロールを設定したら、その設定が遵守されていることを確認することが重要です。
運用のポイント
1. 定期的なチェック：お子様の Switch の使用状況を時々チェックして、保護者が設定した保護者による使用制限に従っていることを確認することをお勧めします。
2. 良い模範を示す：子供にペアレンタルコントロールに従ってもらいたい場合は、自分自身がペアレンタルコントロールに従い、良い例を示すことが重要です。
3. ルールの説明：特定のペアレンタルコントロールを設定した理由と、それらに従うことがなぜ重要なのかを必ずお子様に説明してください。
家族での話し合いの重要性
年齢制限やプレイ時間の設定は、一方的に決めるのではなく、子供と話し合って決めることが大切です。なぜその制限が必要なのか、どのような危険から守ろうとしているのかを、年齢に応じて説明してあげましょう。
実際の活用事例と体験談
ケース1：プレイ時間の管理
多くの家庭で問題となるのが、ゲームのプレイ時間です。みまもり設定を活用すれば、「平日は1時間、休日は2時間まで」といった具体的な時間制限を設けることができます。
設定した時間が近づくと、画面に警告が表示され、時間が来ると自動的にソフトが終了する機能もあります。ただし、この機能は強制的ではなく、子供との約束として機能する設計になっています。
ケース2：年齢に応じたコンテンツ選択
例えば、10歳のお子さんがいる家庭では、CERO：Bまでのゲームは許可し、CERO：C以上は禁止するといった設定が可能です。これにより、自動的に年齢に不適切なコンテンツをブロックできます。
ケース3：オンライン機能の制限
インターネット上での見知らぬユーザーとのコミュニケーションを心配する保護者の方も多いでしょう。この設定をオフにすると、本体は Wi-Fi ネットワークに接続したり、ゲームのアップデートをダウンロードしたりできなくなります。
完全にオフにするのではなく、フレンド機能のみに制限することも可能です。これにより、現実の友人とのオンラインプレイは楽しめながら、見知らぬ人との接触は防げます。
家族向けゲーム選びの実践ガイド
パーティゲームの選び方
家族みんなで楽しめるパーティゲームを選ぶ際のポイント：
操作の簡単さ
子供と遊べる協力プレイを楽しむなら、パーティゲームやパズルゲームがおすすめです。スイッチには「マリオパーティ」シリーズなど、何人かで一緒に遊べるゲームがたくさんあります。ルールや操作も簡単なので、幼児でも参加できるのがポイントです。
人数への対応
みんなで一緒に遊べるようになっていて、Joy-Conをおすそわけをしてプレイできます。家族やともだち同士で最大4人まで遊べます。
学習効果のあるゲームの活用
ゲームを通じた学習は、従来の勉強方法とは違った角度から子供の興味を引くことができます。
地理学習
桃太郎電鉄シリーズは、楽しみながら日本の地理を覚えられる優秀な教材でもあります。教育的な観点から見ると、地名やその地域の有名な観光地等覚えたりできるので、ゲームから覚えられるという、今の小学生には持ってこいのゲームだと思います。
創造性の育成
マインクラフトのようなサンドボックスゲームは、子供の創造性を大きく伸ばします。子供のプログラム的な思考を育てられる学習ソフトとして教材にもなったりしていますので、幼い頃から触れておくと成長を促せるかもしれません。
トラブル対処法と設定の変更
PIN（暗証番号）を忘れた場合
システムの PIN を忘れた場合は、ニンテンドー アカウントを通じて PIN を再送信できます。
設定をリセットしたい場合
PIN を削除すると、以前に設定されていたペアレンタル コントロール設定もすべて削除されることに注意することが重要です。したがって、保護者にる制限を有効にしておく場合は、古い PIN を削除した後、必ず新しい PIN を設定してください。
「このソフトはあそべません」と表示される場合
Nintendo Switchの「みまもり設定」で「制限レベル」（プレイ可能な年齢）を設定し、それよりも高い年齢区分のゲームソフトを遊ぼうとしたときに、このメッセージが表示されます。
この場合は、保護者の判断で制限レベルを変更するか、そのゲームが年齢に適しているかを再検討する必要があります。
コントローラーとアクセサリーの活用
家族での同時プレイを快適にする方法
家族で遊ぶときにはコントローラーを増やす必要があります。そのような時に任天堂のNintendo SwitchのProコントローラーは、持ちやすさや操作性にこだわりたい時におすすめです。
特に長時間のプレイや、細かい操作が必要なゲームでは、Proコントローラーがあると家族全員が快適に遊べます。
レッグバンドやその他のアクセサリー
Joy-Conでの直感的な操作に加えて、パッケージ版に付属する「レッグバンド」を取り付ければ、サッカーなど一部の種目では足での操作も可能になる。
このようなアクセサリーを活用することで、より体感的で楽しいゲーム体験を家族で共有できます。
購入前に確認すべきポイント
体験版の活用
多くのゲームには無料の体験版が用意されています。購入前に家族で体験版をプレイし、内容や難易度が適切かを確認しましょう。
パッケージ版とダウンロード版の選択
switchのソフトはパッケージ版とダウンロード版がある場合があります。どっちでも内容は同じですがパッケージ版なら友達に貸したり、お店に売ったりできるメリットがあります。
子供にとっては、子供にテレビゲームのソフトをプレゼントするならパッケージ版を選択したほうが、開けるときに楽しい気持ちになるかもしれません。という効果もあります。
年齢制限と教育的配慮のバランス
過度な制限は避ける
ペアレンタルコントロールは便利な機能ですが、過度な制限は子供の自主性や判断力の成長を妨げる可能性もあります。年齢とともに段階的に制限を緩和していくことも大切です。
子供との対話を重視
制限を設ける理由や、ゲームとの適切な付き合い方について、定期的に子供と話し合うことが重要です。一方的なルールではなく、家族みんなで考えたルールにすることで、より効果的な活用が可能になります。
まとめ：安全で楽しいゲーム環境づくり
ニンテンドースイッチのペアレンタルコントロール機能と年齢制限システムを適切に活用することで、家族みんなが安心してゲームを楽しめる環境を作ることができます。
Nintendo Switch は、さまざまなペアレンタル コントロール設定を提供する人気のビデオ ゲーム機です。親として、家族にとってどれが適切かを判断できるように、これらの設定を認識することが重要です。
重要なのは、技術的な制限だけに頼るのではなく、家族内でのコミュニケーションを通じて、ゲームとの健全な関係を築くことです。設定は家族の成長とともに見直し、常に最適な環境を維持していきましょう。
子供たちがゲームを通じて学び、成長し、家族の絆を深められるよう、今回紹介した方法をぜひ活用してみてください。これらの設定を活用することで、お子様が Nintendo Switch 本体で安全で楽しいゲーム体験を確保できるようにすることができます。
最後に、ゲーム選びで迷った際は、子供にとってはソフトやアプリの良い悪いではなく、学校で話題になるゲームをしたいこともあるので、聞いてみるのも良いかもしれませんね。という視点も忘れずに、家族みんなで楽しいゲーム時間を過ごしてください。