7月以降は出荷量を増やすと明言はしたものの

今の時点では、品薄が解消しておらず、入手が困難な状況が継続している。



この品薄を解消するのは、任天堂の努力だけではどうしようもなく

部品を提供してもらっているメーカーの工場のライン稼働についても

交渉が必要なものとなるが、7月以降はラインを増やすことが

ある程度出来ているであろうことを期待したい。


任天堂が十分な台数の用意が出来ないのを尻目に

この慢性的品薄状況については、日本でも海外でも

品薄商法ではないか?という心無い声があったのが事実だ。

要は、手に入りにくい状況を演出して人気があるように見せる手法だというのである。


こういう見方をするのは、正直今まで任天堂が娯楽というものに対して

どれだけシビアに取り組んできたかを知っていれば、通常は出ない声だと思うのだが

そういう発言を一定数居たのは事実だ。この一部で言われる品薄商法について

任天堂が公式で、品薄商法を否定する声明を出した。


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品薄商法ではなく機会損失。常識的に考えればわかるバカバカしい話。

任天堂のハードが、爆売れして手に入りにくくなることは

何もスイッチが初めてのことではない。

ニンテンドーDSにおいては、脳トレやニンテンドッグスなどの

一般層に強く普及するタイトルが出た結果、ニンテンドーDSブームが巻き起こり

一時は、週に20万台近く出荷しても完売するというとんでもない時期があった。(正確にはDSLite)

毎日新聞経由エンターブレイン調べによると、ニンテンドーDS Liteの国内累計販売数が1000万台を突破したとのこと。2006年3月2日の発売から約1年2カ月、61週での1000万台越えはプレイステーション2の131週の二倍以上の普及速度となります。

先月末の決算発表によれば、2007年3月までの初代DS / Lite合計販売台数は国内で1600万台、世界合計で4000万台超。

61週で10000000台ということは、一週当たり163944台平均で売ったということになり

まさに怪物的人気を誇ったのが、DSLiteであった。

この頃は、当然出荷数が凄まじいのに完売になるという状況で、さすがに

品薄商法という論調は無かったが、今回のニンテンドースイッチは最近では

国内は先週のARMS週を除くと、大体2万7千台付近で推移していたので

このような声が挙がったということだろう。


しかし、現在ハードの普及に全力を挙げる立ち上げ時期だと言うのに

品薄商法をして何の意味があるのだろうか?娯楽はただでさえ、生活必需品ではないので

人々の興味の移り変わりは早い。任天堂としても、この立ち上げ時期で一台でも

多く売りたいと考えるはずなのだが、何故か品薄商法と批判があがる。

全くもって、アホらしい主張だと個人的に思っていたのだが、任天堂役員が

今回の全世界での大盛況の状況について、品薄商法ではないと改めて公言している。

任天堂の企業広報シニアディレクターであるCharlie Scibetta氏は、Ars Technicaとのインタビューのなかで、世界各地でNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)が品薄状態となっている問題について「まったく意図的なものではないです(definitely not intentional)」とコメントしている。

中略

一方で 、公式通販サイトであるマイニンテンドーストアでは、在庫が入荷されると瞬く間に売り切れ、国内の小売店でも品切れ状態が続いている。国外でも品薄傾向にあると伝えられているが、海外フォーラムNeoGAFでは日本の品薄状態に好奇の眼差しが向けられている。 こうした飢餓ともいえる品薄状態を演出することにより、消費者の購買意欲を煽っているのではないかという指摘も存在している。Scibetta氏の「まったく意図的なものではないです」という発言はこうした疑惑を否定するものだ。

Scibetta氏は続けて「できるだけ早く(ニンテンドースイッチを)作っていきたいと思っています。これから出るソフトウェアをサポートするためにも、多くの台数を生産したいです。特にホリデーには『スーパーマリオ オデッセイ』が出るので、(小売店の)棚にはニンテンドースイッチを置いておきたいですね。」と語っている。

品薄状態であることは、確かに消費者の購買意欲を扇動する面もあるが、品薄であるということは機会損失も同時に発生しており、むしろそちらの痛みの方が大きいとも考えられる。任天堂は同ハードを世界各地にできるだけ早く届けるために、航空便を利用としているとの報道もある。またちょうど昨日6月22日には、国内の品薄についてお詫びする内容の告知を出し、7月と8月の本体出荷量を増やしていくとも述べている。

ニンテンドースイッチについては、当初発売月の3月の予測が200万台だったのに対し

274万台を売り、当初の計画を1.4倍近く上回る生産を行っていることが明らかにされていたし

上記記事内にある通り、あまりにも売れすぎて、基本逆ざやで販売することは無いと

明言していたニンテンドースイッチをコストのかかる空輸便で海外に発送しているといった

普及に向けて、任天堂が全力を挙げていることは客観的に見てもわかる事実になっている。


常識的に考えて、品薄商法をすることは任天堂にとっても

新たに発売したハードの普及を鈍らせるだけの悪手でしかないと

わかっているはずである。常識的に考えればわかることを

悪意を持って論を展開するユーザーはなんなのだろうか…。理解に苦しむ。


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