管理人がゲーム業界で使われるネタにされる言葉…すなわちよく分からない言葉を

よく分かるように解説するコンテンツの第11回目です。


前回は初めて、閲覧者の方にネタを提案していただきましたが

タレコミフォームで引き続きネタは随時募集中ですw

管理人がよく分かる範囲の言葉であれば解説しますので

解説してほしい言葉があったら是非お願い致します←


さて11回目となる今回は、またしても管理人がふっと思いついた言葉で

世界一カッコイイ下水道

解説したいと思います!下水道にカッコイイも糞も無いと思いますが…

一体どういう言葉なのでしょうか?


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第11回 世界一カッコイイ下水道とは?

ゲームの舞台って色々とあると思います。現実世界により近いものから

ファンタジーもの。古代世界や、未来世界などなど…ゲームの世界はなんでもござれです。


RPGは基本的に人間が主人公なものがほとんどなので、基本的にどんな舞台設定でも

街という施設がほぼ確実にあります。

街には当然インフラが必要不可欠です。

それはゲームの世界でも律儀に再現されていたりして、主人公たちが寝泊まりする宿屋や

武器屋・道具屋、情報を集める酒場などなど。まぁRPGのお約束ですよね。


さて、RPGの街で以外に出て来る舞台というのが下水道だと思うんですね。

現実世界でもそうなんですが、普段人の目に見えない街の暗部というか。生活排水を流して

汚いものが溜まっているようなイメージ。



で、RPGでの街でのイベントで下水道が出て来るゲームって

案外多いように思うんですよね。すぐ思い出せるだけでも、FF3とかFF15とか、クロノトリガーとか

一つの舞台としてポピュラーだと思うんですよ。実際にそこに重要アイテムがあったりとかしてね。


そんなRPGのダンジョンの一つとしてポピュラーな下水道。通常であれば、ジメジメとして暗くて

汚い水が流れる、悪く言えば陰湿なイメージがあると思うのですが、今回紹介する世界一カッコイイ下水道は

ちょっと違います。といっても、このカッコイイ下水道というのは、下水道自体がカッコイイのではなく

音楽がカッコイイということなんですが。


ここからが本格的な解説になりますが、まずこの世界一カッコイイ下水道が使われるのは

SFC初期の名作であるロマンシング・サガです。



8人の主人公から好きな主人公を最初に選び、フリーシナリオを楽しんでいくゲームですが

その初期に選べる主人公の1人が拠点とする街に、エスタミルという街があり

そこの下水道で流れる曲が、下水道とは思えないほどにカッコイイのですw

まずはその曲の動画を貼ります。作曲者はロマサガシリーズではお馴染みのイトケンこと伊藤賢治氏です。



なんでこんな曲が下水道で流れるんだ!?ってぐらい、下水道のイメージに合わない曲ですよねw

この曲は、実はゲーム音楽好きではかなり曲自体にもネタ的にも人気がありまして

この曲がニコ動などで流れると、訓練された閲覧者は先に上げた世界一カッコイイ下水道キター!とか

この下水道なら抱かれても良いとか

この下水道の水なら飲めるとか

そんなネタコメントであふれることになります。要は愛されている曲ってことですねw


ちなみに、作曲者の伊藤賢治氏は下水道をイメージしてこの曲を作ったわけではありません。

実際にゲーム内では、下水道以外にもゴールドマインという場所などでも流れる曲になっています。


では、この曲がなぜ下水道に使われたかというと、当初伊藤賢治氏はこの曲をフィールド曲のイメージで

作ったそうなのですが、ロマサガはフィールドは無く、地図で行き先を決めるという方式であったため

フィールド曲として使われることはなかったのです。

しかし、曲データを受け取ったロマサガの生みの親である河津秋敏氏が、ならば別のところに使おうということで

最終的にダンジョン曲になりました。下水道というタイトルも、下水道で使われているためにつけられた

記号的な意味合いでしかなく、特に深い意味はなかったのです。それがこんなに愛される曲になるとは

伊藤賢治氏も河津秋敏氏も予想はできなかったのではないでしょうか。


ちなみに、この曲以降、他RPGでも、下水道のイメージにそぐわない曲があったりすると

このタグがニコ動の場合は付けられることがあります。

他にも、その舞台にそぐわないエライカッコイイ曲が使われると、この言葉を模した表現がされることがあり

個人的に知っているのは、真・女神転生の銀座などがそういったネタ曲になっています。



おそらく作曲者たちも想像しなかった、スラングでしょうね。


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