1996年に、プレイステーションでSCEから発売された音ゲーである

パラッパラッパー


今のプレイステーションでは、出るのも珍しいタイプのカジュアル層を意識した

音ゲーの一つであり、FF7発表があって、怒涛の勢いを付けたプレイステーションの

好調さを示すタイトルの一つとなった。当時はこのような少しひねくれたタイトルが

プレイステーションには多数発売されていた。それだけ勢いがあったのである。


今のソニーでは、出てきそうもないパラッパ(主人公)のデザインや

ゲーム内のタマネギ先生など、任天堂とはまた違う変わったキャラたちが登場していた。

当時のプレイステーションは、全年齢を意識したゲームが多く発売されており

パラッパラッパーも、そのデザインでゲームファン以外のファン層もある程度獲得した。

その結果、続編が暫く作られたり、アニメ化が行われたりもした。

上手く展開されていれば、ソニーのキャラとして、愛されるキャラになる可能性もあった。


しかし、PS2で2が出た以降は、音沙汰がなくなり、自然消滅的な形でIPが消滅。

PSPと、あとちょうど昨日の話になるがPS4で、初代のパラッパラッパーを

今のゲーム機に落とし込んだものがリヴァイヴァル的に発売されている。






奇抜な世界観が、一定の支持を得た作品だが、ゲームとしては

音ゲーにも関わらず、画面の指示通りに操作するとタイミングがずれて悪い判定になるという

身も蓋もないような、作り込みが甘いゲームになっており、更に昨日発売されたPS4版も

音ズレは修正されていない模様で、一足先に更新された

海外レビューでは、非常に評価が低い一作となっているようだ。

値段が安いから許容されるかもしれないが、昔からのファンは直してほしかったのが本音ではないだろうか?


と、余談が過ぎた。ここでそろそろ本題に。

このパラッパラッパーが、PS4で復刻したのを記念してなのか

発売日の昨日から、東京のスカイツリーでパラッパラッパーカフェ

期間限定でオープンしているとのこと。ファンとしてどう思うかは分からないが

メニューの写真を見る限りでは、全くもってやる気が感じられないと個人的に思った。


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星のカービィカフェと比べると雲泥の差。さすがにこれは…

いくらPS4版が、発売されたとは言え

今更パラッパラッパーカフェに需要があるのか?

という、根本的な疑問は脇に置いて、パラッパラッパーカフェの内容と

そのメニューの写真を載せたページがあったので引用する。

「パラッパラッパー」のカフェ&ショップが東京スカイツリータウンに – 限定メニューやフォトスポット

リズムアクションゲーム「パラッパラッパー」がテーマの「パラッパラッパー アニバーサリーカフェ&ショップ」が、東京スカイツリータウンにある「テレビ局公式ショップ~ツリービレッジ~」にオープンする。期間は2017年4月20日(木)から5月31日(水)まで。

1996年にリリースされたPlayStation用リズムアクションゲーム「パラッパラッパー」。ゲーム発売20周年とアニメ放送15周年を記念して今回限定オープンするカフェ&ショップには、パラッパやPJベリー・サニーファニー・タマネギ先生など、人気のキャラをモチーフにしたここでしか味わえないメニューが登場。

パラッパのトレードマークであるニット帽デザインの袋に包んでいただくサンドイッチや、タマネギ先生をイメージしたカレーおにぎり&オニオンスープなど、ゲームの世界観を落とし込んだユニークな一品が楽しめる。

またショップコーナーではパラッパラッパーや新作アニメ「PJベリーのもぐもぐむにゃむにゃ」のグッズが販売されるほか、PlayStation 4用ゲーム「パラッパラッパー」を実際に体験できるコーナー、フォトスポットの設置など、様々な企画が用意されている。

【店舗情報】
「パラッパラッパー アニバーサリーカフェ&ショップ」
期間:2017年4月20日(木)〜5月31日(水)
場所:東京スカイツリータウン「テレビ局公式ショップ~ツリービレッジ~」内
住所:東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ ウエストヤード4F
営業時間:10:00〜21:00


出典:「パラッパラッパー」のカフェ&ショップが東京スカイツリータウンに – 限定メニューやフォトスポットより



ショボい(小並感



正直デザイン的に微妙過ぎる。そして絶妙に可愛くない

なんというかシュール。これ、本当に人が来るのか?やっつけ仕事にしか思えてならない。



ゲームIPを使ったカフェなどの、コンセプトショップは最近色々と出店が

期間限定とはいえ、大都市で行われているが、昨年任天堂が公式に関わっていた

星のカービィカフェは、これとは比べ物にならないほど

気合が入っていたものだった。メニューには、一線級で働くシェフの意見を参考に

メニューを作り上げ、店内専用のカフェ用アレンジBGMを作成したり、食事をしてもらった人に

ここでしか手に入らないオリジナルグッズを進呈するなど、とんでもない力の入れようだった。

そのクオリティの高さから、連日整理券があっという間に配布終了となり、カービィカフェに

入店できない人も、多数出るほどであった。値段は相応だったが、それ以上に満足感を得られるカフェになっていたのだった。



カービィカフェ混みすぎ! 人気すぎてまったく中に入れないと話題に



パラッパラッパーカフェの全貌は、引用の記事では分からないが、スカイツリーの中にある

空間での展開ということで、カービィカフェのような力の入れようにはならないだろう。

前のコンサート記事でも触れたが、ここでも任天堂とSIEのIPに関する考え方の違いが透けて見えてしまう。

ゲームという限られた層への娯楽ジャンルで、一般的な層にまで認知を広げることは

生半可な努力では到底成し遂げられないということ。このパラッパラッパーカフェは

全くの失敗…とはならないとは思うが、何とも微妙な反響で限定期間が終了すると個人的には思っている。



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