今現在、CSハード業界では任天堂・ソニー・MSが

それぞれ、ニンテンドースイッチ・プレイステーション・Xboxと

据え置き型ゲーム機をそれぞれ販売している。



ゲームという娯楽自体は、スマホゲームなどもあり

一般に広く浸透しているものであるが、それがすべての人々に

おなじみであるかと言えば、そうではないと言える。


例えば、世間一般では大体の人が認知しているテレビに出ているような芸能人。

有名タレントであれば、殆どの人に知られているが、少し中堅のタレントだったり

あるいは、今デビューしたての芸能人であれば、話題になっているような人でも

知らないという人は一定数出てくるだろう。

管理人の個人的な話をすれば、昔はテレビっ子であったが、現在は

自分の部屋に地デジがない状態なので、最近の芸能人というのは

全く顔も名前も知らないことが多い。


流石に、これは自分でも特殊だとは思うが、自分の興味のない分野というのは

その分野に於いて、アタリマエのことでも知らなかったりすることがある。今回はそんな話。

つんく♂がプロデュースするアイドルユニットで、もう20年以上メンバーを入れ替え

名前が存在しているグループにモーニング娘。がいる。


既に初期メンバーは卒業して、現在のメンバーなどは管理人は知る由もないが

今現在も、名前は健在で、メンバーは様々な番組を持っているようである。

今回は、そのモーニング娘。の3人のメンバーがMCを務めるとあるラジオ番組の一コマである。


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メンバーの1人がプレイステーション4を手に入れたことを嬉しそうに語るも、他2人はプレイステーション自体を知らず噛み合わない会話に…。

件の発言が出たのは、モーニング娘。の第12・13期生となる

羽賀朱音・尾形春水・加賀楓の3人が出演している

モーニングダイアリーというラジオ番組である。

この中で、加賀は17歳(1999年生)尾形が18歳(1999年早生まれ)そして羽賀が15歳である(2002年生)

この3人が、最新放送会でそれぞれ最近のイイことを尋ね

その中で、加賀がプレイステーション4を購入したことを報告したのだが…。



↑のラジオの大体7分27秒頃から聴いてみていただきたい。

プレステを買ったことを嬉しそうに語る加賀に対して、反応が鈍い2人。

なんと、二人ともプレイステーションという単語自体にピンとこなかったということで

加賀が戸惑う2人に、プレステが何かを説明している状況が放送されている。

恐らくテレビに繋いだり、アカウントに登録する作業を組み立てるという表現をする加賀も

すごいが、組み立てると言われて、文字通りゲーム機本体自体を組み立てるという

想像にたどり着いている他2人は、完全にプレイステーションというゲーム機自体を

全く認識していないということである。更に、そのあとニンテンドースイッチはどうなの?と

加賀に質問する2人。これは、ゲーム好きから見れば結構衝撃的なシーンである。


しかし、考えてみれば無理も無いかもしれない。

プレイステーションが発売されたのは1994年。

そこから、実に23年の月日が経とうとしているわけだが

1999年生まれの尾形と加賀は、生まれた次の年にPS2が出ている状況である。

物心が付く頃には、PS3が出始めていた頃となり、PS3からは、非常にコアゲーマー向けの

一般ライト層に訴求しないタイトルが、多くなっているからである。

任天堂はその頃、WiiとDSでカジュアル・ライト層に強く訴求していた頃であり

PS3の存在自体を、そもそも知らない、今回の2人のような人は結構居るのではないかと想像する。

特に女性層は、PS3のタイトルでプレイできそうなタイトルが殆どないため、このような

認識に至っているのだと推測される。そう言えば、最近のPS4のCMというのは

感覚的なものを訴求するばかりで、ゲーム機自体の宣伝を行っていないのが印象的だ。



↑のCMでは、全くPS4の本体は登場しないので、ゲームをしない人からすれば

ますます、PS4がどんなものなのか、イメージがつかないものになってしまっている。

逆に任天堂のCMは、大体本体を遊んでいる姿を見せるCMが多いので

認知度も高いということなのだろう。

宣伝の打ち方などでの問題があるのもそうだが、そもそもプレイステーション自体が

認識されなくなっている時代になったのは、色々と思うところではある。

このブログの管理人のような死ぬまでゲーマーを宣言するような、奇特な

人間以外は、歳を食えばいずれはゲームを卒業していく人のほうが大多数だろう。

その時、次のユーザーは新たに生まれ成長してくる若い世代を取り込まなければ

いずれは頭打ちになってしまうのだが、PS関連はそのあたりの世代交代に

使えるようなソフトが殆ど無い。言うまでもなく、一般層に訴求できるような

タイトルまで、全てを捨ててしまったからだ。いつも、娯楽が飽きられないように

最大限の努力をしている任天堂と、こういったところで差が出てくるのだろう。


もちろん、逆のパターンの人も居ることは居るだろうし

両方共知らないと答える人もいるだろう。

それでも、両社の行ってきた広告戦略が大きな違いとなって

今表れているのは、実に興味深いところである。


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