昨年の3月3日に発売以降、常に品薄状態が続き

歴代の据置と比べても、とんでもない勢いを

全世界で見せつけているニンテンドースイッチ



据置と携帯機のハイブリッドハードは、極端なマシンスペックを求める

ゲーム以外は全てと言ってもいいほど、様々なゲームとの相性が良い。

その結果、マルチで他機種と同時に出したゲーム、あるいはスイッチが最後発であっても

他のプラットフォームと同等、またはそれ以上に売れたなどと言った報告が

特にインディーズタイトルからは相次いでいる。


もちろん、スイッチの持つ据置にも携帯機にも出来るという

特性が、この好調を生み出しているのは間違いない事実だろうが

それと同時に、スイッチはゲームを購入するための導線が

非常に簡易で早いという特徴もあるからだ…と個人的に捉えている。

つまり、動作が軽くストレスが少ないということ。

この特性は、他のゲーム機にはない大きなアドバンテージに見え

個人的にも、ゲームを買わせる敷居が低いと感じることが多々ある。


そんなところも、おそらく計算の上での戦略だと個人的には捉えているが

その戦略を更に盤石なものにするあの機能の、開発秘話が任天堂公式で

実際の開発スタッフによって語られている。


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ゲームニュース機能は4~5人で1年ほどかけて作った

ニンテンドースイッチがゲームを買いやすい理由は幾つかあるが

そのうちの一つと言って間違いないのが、ゲームニュース機能だろう。

ニンテンドースイッチにリリースされるソフトの、簡易ニュースが常に更新される

ニュース機能で、スリープから復帰するとランダムで3つ最新のニュースや、ユーザーの

嗜好にあわせたニュースが表示されるようになっているこの機能。

ニュースによって、インディーズタイトルを知って、そのまま購入したというような

経験を持つ人も多いのではないだろうか。このニュース機能のおかげで

更にゲーム購入が捗るのは間違いないと思っているが、そのニュース機能は

4~5人程度のスタッフで、1年ほどかけて作られたものだとスタッフが明らかにしている。

過去の経験を活かしてシステム開発
Nintendo Switchを起動させると、トップ画面の下に6つのアイコンが表示されます。そのいちばん左にあるのが「ゲームニュース」で、このアイコンを選ぶと、任天堂から配信される、さまざまなゲームの最新情報を得られるようになっています。Wiiの「みんなのニンテンドーチャンネル」やニンテンドー3DSの「いつの間に通信」などの開発や運用に関わってきた私は、Nintendo Switchの発売と同時にサービスがスタートする「ゲームニュース」のシステム開発に携わることになりました。

中略

サービス開始の瞬間に立ち会える醍醐味
そのようにして、4、5人のスタッフで、ほぼ1年かけて作ったのが「ゲームニュース」です。ゲーム機のような形のある商品が発売された日の様子は、売り場に行かない限りは、自分の目で確かめることはできませんが、「ゲームニュース」のようなネットワークのサービスであれば、お客様が使いはじめた途端、サーバーにアクセスが来はじめて、リアルタイムにその様子を知ることができます。

これは、任天堂のHP内にある、仕事を読み解くキーワードという

コンテンツの中で更新されたもので、あの便利で仕方がないゲームニュースが

実は4~6人程度の少数精鋭(といっても、この規模の開発が通常何人で行われるかは知らないのだが)で

つくられたものだったとは、正直驚いた。


ゲームニュースも、ぱっと思いついたものではなく、WiiやWii Uで得た

内容を元に理想のシステムを構築したようで、任天堂という会社であっても

こういったシステムを簡単に産み出すことは難しいということがわかる。

ただ、これも完成形というわけではなく、まだ任天堂的には改良の余地があると

考えている可能性は十二分にある。次世代機でまたその進化系が見れるのか

それとも、全く別の新たな仕組みを構築してくるのか。任天堂の試みにまだまだ驚かされることはありそうだ。


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