5月の終わりに、カプコンがニンテンドースイッチ参入の

ファーストタイトルとして発売したウルトラストリートファイター2



名作格闘ゲームシリーズの「ストリートファイター2」の到達点で、現在も評価が高い

スーパーストリートファイター2を元に、調整と新たなキャラの追加を行って発売された

ストリートファイター2シリーズの最新作という位置づけのタイトルである。


昔、格闘ゲームにハマっていたこともある管理人としては

懐かしさと、ネット対戦対応ということで、このゲームを発売日に購入し

今も、ふとした時間にネット対戦をオンにして遊んでいる。


今の複雑化しすぎた、2D格闘ゲームと比べると、差し合いをメインにした

悪く言えば大味なゲームに仕上がっており、コンボや必殺技が思いのままに出せなくても

勝ててしまうこともあるゲームになっている。読み合いが上手ければ、通常技だけで十分戦えるゲームである。


日本でもある程度売れたが、むしろ海外…特に欧州などでAmazonランキングの

上位にしばらくいた国があるウルトラストリートファイター2。

発売元のカプコンは、1Qの決算を発表し、収益増となったことを発表したが

その原因の一つに、ウルトラストリートファイター2のスマッシュヒットを挙げている!


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カプコンの増益に貢献。販売本数は不明だが全世界でハーフ近くは売っていると思われる。販売本数は全世界で45万本!(7/29補記)

カプコンが、株主・投資家向けに公表した2017年1Qの業績報告から引用する。

株式会社カプコンの2018年3月期第1四半期連結業績(2017年4月1日~2017年6月30日)は、売上高117億46百万円(前年同期比7.5%増)、営業利益7億84百万円(前年同期は営業損失7億26百万円)、経常利益7億72百万円(前年同期は経常損失20億80百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億21百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失14億11百万円)となりました。

当第1四半期は、収益の改善を図るため、売上原価の低減や販売費および一般管理費の抑制など、経費の圧縮に努めました。事業セグメント別では主力となるデジタルコンテンツ事業において、コンシューマではNintendo Switch向けに発売した『ウルトラストリートファイターII』が順調な出足を示したほか、前期発売の『バイオハザード7 レジデント イービル』や『モンスターハンターダブルクロス』も収益向上に一定の寄与を果しました。

中略

1) 当事業におきましては、有力タイトルの投入が端境期となりましたが、今年5月発売の『ウルトラストリートファイターII』(Nintendo Switch用)が順調な出足によりスマッシュヒットを放ったほか、前期発売の『バイオハザード7 レジデント イービル』(プレイステーション4、Xbox One、パソコン用)や『モンスターハンターダブルクロス』(ニンテンドー3DSシリーズ用)も収益向上に一定の寄与を果しました。

1Qのカプコンは、幾つかの有力タイトルがあったが、その中で特に

ウルトラストリートファイター2の売り上げをスマッシュヒットと特別に

記載していることから、利益を上げるのに十分な売り上げがあったと推測できる。

(全世界で45万本。ソースはこちら。1Qのスイッチソフトが1本となっており450千本売れているとの表記あり)

ゲームとしては、もともとベースが出来ているものの中に、微調整を入れて

新たなキャラを追加したというものなので、開発費的にはそこまでかかっていないと思われる。

そのようなアッパータイトルが、一定以上の売り上げを残したということになると思われ

もともとのスト2のポテンシャルと、スイッチのどこでも遊べるという格闘ゲームとは

相性の良い機能が、上手く噛み合ったということなのだろうと思う。


今後もスイッチが売れるにつれ、定番の格闘ゲームとして売れる可能性があり

カプコンとしては、思わぬところから利益が上がっているという感覚かもしれない。

2Qでは、モンスタハンターXXのスイッチ版も出るわけなので

この売れ行き次第では、次の期もカプコンは黒字を出すことが出来る可能性が高そうだ。

任天堂が元気だと、ゲーム業界全体も元気になるという実例の一つと言えよう。

この結果を受けて、カプコンも今後さらにニンテンドースイッチに注力してくれることを期待したい。


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