(この記事はタレコミから作成しています。情報提供ありがとうございました。)

今の時期、企業が続々と7~9月…すなわち第二四半期の決算を発表している。

任天堂が、先月の終わりに決算発表を行い、大きな黒字を出し、当初の予想よりも

収益予想やスイッチ・ソフトの販売数を大幅上方修正したことを以前記事にした。


【バカ売れ】任天堂が2Qの決算を公表!スイッチは累計763万台を販売し各種予想数字も大幅上方修正へ!


他の会社でも、一足早くコーエーテクモゲームスがロングテールで売れる市場が

ニンテンドースイッチにはあると言った発表をしていたこともあった。


【サードもジワ売れ】コエテク襟川社長「スイッチのソフトはリピートオーダーが絶え間なく来る」


第一四半期では、任天堂の他に、スイッチに関わった国内メーカーは

ニンテンドースイッチのソフトが売れたことにより、業績がよくなったといった

結果を報告しているメーカーが相次いだ。

今回は、そのうちの一つのメーカーであったカプコン

第二四半期の業績報告を行い、第一四半期に引き続いてスイッチ関連が好調で黒字を記録したようだ。


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モンハンXXとウルスト2の好調が維持。バイオ7などもヒット作としてジワ売れ継続し黒字に!

2Qのカプコンの決算報告をメーカーリリースより引用している

ファミ通の記事から、このブログ的に重要な部分を抜粋して引用する。

 株式会社カプコンの2018年3月期第2四半期連結業績(2017年4月1日~2017年9月30日)は、売上高337億29百万円(前年同期比17.6%増)、営業利益50億1百万円(前年同期比191.5%増)、経常利益50億16百万円(前年同期比875.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益34億81百万円(前年同期比757.5%増)となりました。

 当第2四半期は、当社の主力事業であるデジタルコンテンツ事業において、グローバル向けの主力タイトルである『マーベルVS. カプコン:インフィニット』を発売しました。更に、Nintendo Switch向けに発売した『モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.』が堅調に推移するとともに、前期発売の『バイオハザード7 レジデント イービル』が累計出荷400万本を突破するなど、同事業が収益を牽引しました。

 この結果、売上高は337億29百万円、営業利益は50億1百万円、経常利益は50億16百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は34億81百万円となりました。

中略

3. 2018年3月期第2四半期 各事業セグメントの概況
(1) デジタルコンテンツ事業(単位:百万円)
前第2四半期:当第2四半期:増減率
売上高 16,373:20,138:23.0%
営業利益 1,099:3,830:248.4%
営業利益率 6.7%:19.0%: –

A. 当事業におきましては、Nintendo Switch 向け『モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.』が堅調に推移するとともに、今年9月に欧米をターゲットにした『マーベル VS. カプコン:インフィニット』(プレイステーション4、Xbox One、パソコン用)を発売いたしました。
B. また、『ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ』(Nintendo Switch用)がスマッシュヒットを放ったことに加え、前期発売の『モンスターハンターダブルクロス』(ニンテンドー3DSシリーズ用)などのリピート販売も収益向上に一定の寄与を果たしました。
C. 加えて、オンラインゲームは、配信10周年を記念して大型アップデートを行った『モンスターハンターフロンティア Z』が根強い人気に支えられ底堅く展開したほか、現状打開に向けて提携戦略等の事業改革を推進中のモバイルコンテンツは、『モンスターハンターエクスプロア』が安定した人気を持続するとともに、IPを用いたライセンス収入が利益向上に寄与いたしました。
D. この結果、売上高は201億38百万円(前年同期比23.0%増)、営業利益38億30百万円(前年同期比248.4%増)となりました。

カプコンとしては、2Qはそこまで大型タイトルのリリースはなかった。

メーカーリリースで記載されているマーベルVSカプコンについては

正直、あまりにも出来がお粗末であったことから大爆死しており日本でも

初週がパッケージだけでは1万本を超えないという惨憺たる結果が出てしまっていた。

ちなみに、国内外合わせて200万本販売が目標だったようだが…。


カプコン「今期のマブカプの販売目標は200万本」→国内初週販売本数は8273本


海外で199万本も売れるわけがないので、今回のリリースでは発売したことを記載するに留まったのだろう。

それとは対象的に、1Qで発売したバイオ7やモンハンXX、ウルスト2のヒットについて言及しているのは対照的だと言える。



これらのタイトルはロングヒットになっていると言える。

特にモンスターハンターXXは、日本のみでの発売であるが

リージョンフリーでその気があれば、海外のe-ShopでDL版なら購入が出来るため

熱心な外国のファンも一定数買っているようであり、オンラインで外国人プレイヤーと

結構な頻度で遭遇したという報告があがっている。

モンハンXXは今後もジワ売れで、売り上げを伸ばしていく可能性が高いと言える。


マブカプがコケてしまっただけに、今回の決算はカプコン的に厳しくなると思われたが

なんとかスイッチのタイトルと、他のサービスが好調で黒字を維持することが出来たというところだろう。

ただ現在のカプコンは、迷走をしているように見えるので、今のままでいずれは赤字になってしまう

可能性は高いと言える。3Qについては、まずは先行発売的MHWがどこまで売れるか。

カプコンの予想次第ではあるが、MHWがコケてしまうと、流石に3Qは厳しい結果が出るだろう。

カプコンとしては、3Qが正念場になると思われる。


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