2ちゃんねるの独特の文化がある板として有名な

なんJ板(なんでも実況J(ジュピター)


独自の文体と用語が、飛び交うかなりアンダーグラウンドな

イメージの板となっていますが、そのなんJ板発祥の名物スレに

○○で打線組んだシリーズがあります。


この世の様々な事象を、野球のナインになぞらえて

打線を組むという恒例スレッドですが、個人的に好きなスレッドの一つです。


このブログでは、既に二度ゲーム音楽関連で2回打線組んだシリーズを書いています。


【ゲーム音楽】SFCのRPGフィールド音楽で打線組んだったwww


【ゲーム音楽】好きなゲーム音楽作曲家で打線組んだったwww【打線シリーズ】


特に反響があったわけではありませんが

個人的に、ネタが作りやすいので、また新たな打線組んだシリーズを投下したいと思いますw

今回のお題は…


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beatmania(5鍵)シリーズでお気に入りの11曲で打線を組んでみました!

というわけで、今回のネタは1997年にACで稼働を開始した

音ゲーが一般的な知名度を得るに至るほど、爆発的ヒットを飛ばした

beatmaniaの楽曲で打線を組みます。

音ゲーをやる人はご存知かと思いますが、現在ACで稼働しているのは

beatmania IIDXで、こちらは通称7鍵とも呼ばれます。今回は

既に2002年のFINALを持ってシリーズが終了した5鍵のみで構成します。

ナインと中継ぎ・抑えを加えた計11曲で打線を組みます。

なお、選出シリーズは初代・2nd・3rd・4th・5th・6th・7th・FINALのナンバリングと

CORE・Club家庭用オリジナルであるGOTTA・GOTTA2・サウンドオブトーキョーを対象とし

beatmania IIIや版権しか無いドリカムVerなどは除外とします。それではスタート!



1(二) KOUYOU(CORE)
2(遊) SODA(4th)
3(中) GENOM SCREAMS(4th)
4(三) super highway(3rd)
5(一) HELL SCAPER(GOTTA)
6(右) Turning the motor over(comp2)
7(左) NORTH(GOTTA2)
8(捕) 中華街大作戦(サウンドオブトーキョー)
9(投) 20,November(初代)
中継ぎ Disabled the FLAW(6th)
抑え SYNTH 1997(FINAL)


既にシリーズの総計が、11を超えているため相当に難産でしたが

譜面と曲を加味した結果での選出です。恒例の解説は↓から!



1番:KOUYOU

CORE REMIXの最も簡単な曲として収録されたKOUYOUが一番。

作曲はyouhei shimizuでジャンルはJ-SOUL。

タイトルは当然「紅葉」ということであり、秋が深まりどこか物寂しくなる

日本の情景を捉えたかのような情感的で美しい曲になっています。

難易度が1なので、初めてプレイする人にも問題なくプレイ出来る曲であり

初心者が触れる曲に、この楽曲を持ってきたのは素晴らしいセンスだなと思います。



2番:SODA

テクノトラッカーSLAKE(藤井岳彦)によるドラムンベーストラック。

難易度は緩めで、初心者がプレイするにも最適な一曲。

地味な曲なんですが、個人的に何故か思い入れがあります。

途中で、ソーダの炭酸が弾ける音が入っているのがイイ!



3番:GENOM SCREAMS

L.E.D LIGHTこと、角田利之のデビュー作の一つ。

ジャンルはトランス。より本来の意味に近いトランスだと思います。

当時、トランスなどという曲ジャンルを知らなかった管理人に

強烈なインパクトを植え付けた曲。難易度も当時としては最強クラスで

最後の階段でいっつもゲージが減らされていたのを覚えています。

なお、動画は家庭用GOTTAのものですが、こちらは収録時間が長いVerが収録されています。



4番:super highway

シリーズ最終のFINALが出る前に、ユーザーからの人気楽曲アンケートを行ったとき

頂点に立った曲が、このsuper highwayです。作曲はnouvo nude。ジャンルはドラムンベース。

3rdという比較的シリーズ初期で現れた、当時の超高難易度曲と認識され

同じ3rdのLuv to me(EUROBEAT)と双璧を成す高難度曲でした。

BPM160という早いリズムで降ってくる階段譜面は、当時としては初めて採用された譜面で

今後のビマニシリーズでは階段譜面は定番の譜面となります。

オルガン部分をそのまま弾く高速階段は、上手く弾きこなせると、当時は爆音設定が多かったので

ゲーセンの外にまでオルガンが聴こえてくるということも珍しくなく、上手い人がプレイしていると

ゲーセンに入っただけで、わかるという仕組みに…w上手く弾けないとその部分が殆ど

曲にならないので上手く弾きこなせることは、当時のビーマーにとって一つの憧れでした。

個人的にも思い入れが深い一曲で、無事四番の大役を果たすこととなりました。



5番:HELL SCAPER

3番のGENOMを作った、L.E.D LIGHT-G(Gがついていますが同じ人ですw)制作のガバ

ジャンル表記の間違いがあり、GABBAが正しいのにGABAHとなっているのはご愛嬌。

テクノから派生した高速変態テクノといったジャンルで、高速BPMが売りのジャンル。

当時、ガバという音楽ジャンルは日本では馴染みがなかったと思うが、割りと本気で

この曲でガバというジャンルが知られたのではないかと思っています。

同じBEMANIシリーズに曲を提供するコンポーザーで多大な影響を受けた人が何人か居ます。

譜面は当時としては異次元の速さを持つ曲だったために、速度補正でかなり難しく感じられますが

冷静に見ると、そこまで難しい譜面ではないです。なお、これもGOTTAとACで尺の長さが違います。


6番:Turning the motor over

コンプリートミックス2で追加された、good-coolこと古川竜也によるラテンスカナンバー。

イメージとしてはリッキー・マーティンらしいです。

譜面は簡単な部類ですが、BPMが早めで譜面配置も叩いていて気持ち良い配置になっています。

曲の最初や、途中でクラクションを鳴らすのが粋ですな。



7番:NORTH

WALL5こと、谷丙午氏によるジャンル:ケルトランス(創作ジャンル。ケルト+トランスかと)が

このNORTHです。ケルトとかの民族音楽が個人的に好きで、この曲は初めて聴いた時から好きになった曲です。

GOTTA2が発売した、次の日にACでIIDXの4th styleが稼働したのですが

NORTHは、そこでも収録されました。ただ、真ん中のムービーがIIDXのほうでは

汎用ムービー(使いまわされているムービー)になっていて、このGOTTA2の

NORTHが真ん中のムービーも含めて真のNORTHとも言われています。


8番:中華街大作戦

家庭用オリジナルのビートマニア・サウンドオブトーキョーに収録された

あのクレイジー・ケン・バンドの横山剣が作曲。何が中華街で大作戦なのか

さっぱりわからないのですが、すごい哀愁を感じる曲で個人的にかなり好きな一曲。

ちなみに、サウンドオブトーキョーには他にも、ピチカート・ファイヴの小西康陽ですとか

音楽活動するときには、ロケットマンという名を名乗るふかわりょうなども参加している作品です。


9番:20,Novebber

古くからのビーマーであれば、誰もがベスト入りさせることは間違いない一曲。

初代ビーマニのボス曲(=最も難しい曲)として降臨し、2nd以降ではこの曲ができれば

初心者を卒業していいという、初心者の登竜門的な位置づけとなりました。

作曲はDJ nagureoこと南雲玲央。ビーマニのプロデューサーとして活躍した

彼の誕生日の11月20日が曲名になっています。古くからのビーマーにとっても

11月20日は特別な日なのです。ジャンルはHOUSE。



中継ぎ:Disabled the FLAW

6th以降のビーマニはよりポップな楽曲をIIDX側に譲り、コア路線をひた走っていました。

その結果、万人に受けないコア曲が多く増えてしまったためシリーズが最終的に終わりました。

6th以降は若干知名度が低いとは言え、それでも名曲は存在します。

Disabled the FLAWは6thに収録されたD-crew(右寺修)によるGROUND ASHというジャンルの曲。

実はこの曲は、ぐるナイなどで使われているのを何度か耳にしたことがあります。

譜面難易度で大幅に曲構成が変わる曲で、特にアナザー譜面は曲が終わった…と思ったら

最後に高密度の譜面が一気に降ってくるという、初見殺し的なトラップがありました。


抑え:Synth 1997

beatmaniaの最終作品であるFINALに収録された、FINAL新曲であるSYNTH 1997。

作曲はe.o.s(emotion of sound)の大田智己(おおたともみ)で、ジャンルはEURO GROOVE。

なんというか、しみる曲。e-motionなどの初期のビマニにインパクトのある楽曲を提供しており

★5という、FINALまで楽しんだようなプレイヤーには低めな難易度も手伝ってしんみり出来る曲です。

1997は、beatmaniaが始まった年で、e.o.sも前述のe-motionを提供していた(しかも隠し曲)ので

思い入れが深かったのだと思われます。SYNTHはシンセサイザーのことですが

sinceという意味もかけたダブルミーニングの曲となっています。


というわけで、膨大にあるbeatmaniaからの打線を組んでみました。

割りと意外性のない面白みにかける内容かもしれませんが、結構多くの人は納得してくれそうな気もしますw

打線記事は非常に労力を使いますが、書いていて楽しいですねw


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