2017年のCSゲーム業界の主役は、誰がどうみても

ニンテンドースイッチであった。



任天堂が放った乾坤一擲と言わんばかりの、据置と携帯機のハイブリッドハードは

全ての人の予想を超え、まさにブームと言われる現象を発売した国々で巻き起こした。

特に日本やアメリカでは、任天堂ハード史上、かつてないほどの勢いを記録しており

アメリカでは、歴代据え置き機最速のペースで本体を売り上げ、日本でもすでに

昨年一年で、前世代のWii Uが5年ほどかけて販売した本体台数をわずか

10ヶ月近くで抜いてしまうという驚異の売り上げを記録している。


【歴代最速】アメリカでスイッチが年末までで累計480万台を突破!Wiiを超え、歴代据置機では最速のペース!

【ファミ通集計】12月25日~31日の週販が更新!スイッチは11万台以上販売!


ここの所、スマホゲーに押されて、元気が無かった日本国内のCSゲーム業界だが

昨年の途中経過で、前年と較べて売り上げが上がるペースだと度々報道されたようだが

その最終結果が、ファミ通の調べによって明らかとなり、実に久しぶりに

前年を上回る売上高を記録したとのこと!


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11年ぶりの前年比増!2013年の水準に肉薄!

ファミ通が、一昨年の12月26日~昨年12月31日までの結果をまとめた数字を公表した記事は以下引用になる。

 ゲーム総合情報メディア“ファミ通”は、2017年の国内家庭用ゲーム市場についての速報を発表した。集計期間は2016年12月26日~2017年12月31日。

中略

2017年国内家庭用ゲーム市場規模: 3917.5億円
(集計期間:2016年12月26日~2017年12月31日/週数:53週 ※市場規模はハード・ソフトの合計値です。)

中略

市場規模比較(2016年の集計期間は2015年12月28日~2016年12月25日)
単位:億円

2017年(53週)
ハード:2023.7(昨年対比 172.9%)
ソフト:1893.8(昨年対比 103.8%)
合計:3917.5(昨年対比 130.8%)

2016年(52週)
ハード:1170.5
ソフト:1824.3
合計:2994.8

2017年の国内家庭用ゲーム市場について
2017年の家庭用ゲーム市場規模は、ハードが昨年対比172.9%の2023.7億円、ソフトが同103.8%の1893.8億円、合計で同130.8%の3917.5億円となっています。Nintendo Switchが大ヒットし、ハード市場を大きく牽引したほか、ソフト市場もプレイステーション4とニンテンドー3DSを中心に、前年を上回る売上となりました。ハードとソフトの市場規模がともに前年からプラスとなるのは、2006年以来、11年ぶりとなります。

長くなるので引用はしなかったが、年間TOP10のソフト売り上げランキングも掲載されており

7位まではミリオンタイトルと、2016年や2017年と比べるとソフトも盛り返した一年だった。

売り上げは、前年から1000億近く上昇となり、一気にここ数年分の停滞を取り戻した。

別のところでみつけた、2007年からの売上の比率は以下のようになっている。


2007年 6876億円
2008年 5826億円
2009年 5426億円
2010年 4937億円
2011年 4543億円
2012年 4491億円
2013年 4089億円
2014年 3685億円
2015年 3209億円
2016年 2998億円
2017年 3917億円

※管理人注 すべてファミ通ソース。


2013年は、PS4が発売した年で、ニンテンドー3DSが全盛期の時代である。

その水準まで戻ってきたのは、とてつもない回復であると言っていい。

ましてや、スイッチは3月発売なので、10ヶ月分であり、また本体の品切れが

前半は多かったことから、2年目となる今年がいよいよ本番と言ったところだろう。

今年はもっと景気のいい数字を拝める可能性が高く、任天堂の復活がそのまま

ゲーム業界の好況に繋がったと言っていいだろう。逆をいうと、ここ数年下がり続けていた

ゲーム業界は、PSがメインだった時代ということもあり、売れていると言う割には

今までずっと右肩下がりだった`PSメイン時代はなんだったのか…という結果にもなっている。

やはり、任天堂が元気だとゲーム業界にも活気が出る…そんなことを改めて感じた一年であったのは間違いない。


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